【続】婚約者は旦那様♪
達也がどれだけ大切かって。



達也が隣にいない寂しさが、
こんなにつらいなんて思わなかった。





「はぁ…はぁ…」




会いたいよ--達也





「はぁ・・・・」


私は一気に階段を駆け上がって経営学科のドアの前についた。





ドキドキドキ…



いるかな?…達也。




緊張しながら私はドアを開けた。




“ガラッ”



中は電気がついていなくて、
外の明かりでなんとか見える暗さ。


とても静かだ。





「誰もいないのかな…?」



もしかして後夜祭に行っちゃったのかな?


それとも、女の子に誘われて…




そう考えるとジワッと目じりに涙が溜まった。













「…優羽?」


< 167 / 334 >

この作品をシェア

pagetop