【続】婚約者は旦那様♪
そういえば『好き』や『大好き』は行ったことあったけど、『愛してる』は初めてなんだ。



そう思うと少し恥ずかしくて、顔が赤くなる。






「ま、俺はずっと言ってきたわけだし嬉しいけどね」


達也はいつの間にか、いつものように戻っていて
ポンポンと頭を撫でられた。





「ふふっ」


思わず笑みがこぼれた。





嬉しいなぁ。


やっと前みたいに戻れた。



ううん。前以上に絆が深まった気がする。



こんなにも何かを愛おしいと思えるなんて初めて。




学園祭の3日間。


今までで1番つらかったけど、1番思い出に残る日となった。









「優羽、何笑ってんの」



「ううん。達也、大好きっ!」


私は達也に抱きついた。


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