【続】婚約者は旦那様♪
顔をあげるとカズさんは笑ってくれた。



「若旦那やみなさまが若嬢にお話ならなかったのは
心配そうにする若嬢を見たくなかったからです。

・・・大丈夫。
若嬢は、みなさんに認められた女性なのですから」




カズさん・・・・



そう言われて恥ずかしい半面、嬉しかった。




そうだよね。


私がクヨクヨしたっていいことが起こるわけじゃない。


堂々としなきゃ。




「カズさん、ありがとう。話してくれて」



「いえ。また何かありましたらいつでもどうぞ」











暖かい空気の中
外ではチラチラと雪が降り出した。















その頃、アメリカでは--



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