【続】婚約者は旦那様♪
時間にしたら数十秒だけだったと思うけど、私にしては何十分と過ぎた感じがした。



予想以上の緊張感。




みんな、いつもこんな風にしているの…?





「さて、中に入るぞ」


智和さんの声かけにぞろぞろと本家の中に入りだした。





「私・・・・嫌われちゃったかな?」



近くに来た時に刃みたいに鋭い目で睨まれた。


まるで全身を突き刺された感じがして…

あのときが1番怖かった…





「・・・・・大丈夫」


そう言った達也の手が触れたとき…手は冷たかった。


いつも私よりも暖かかったのに。



達也も緊張しているんだね。









けど・・・・源一郎様から落とされた爆弾は座ってからすぐに爆発した。



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