【続】婚約者は旦那様♪
「駄目じゃな」




えっ…?





和室に通され、源一郎様の前に全員正座して座るとはっきりと言いきった。





「あの・・・それはどういうことですか?」


智和さんが遠慮がちに聞いた。




お願いッ・・・・私のことじゃないように…












「達也の嫁のことじゃ。わしは認めん」




「「「ーっ!!!」」」




ズキッ!


源一郎様がそう言った瞬間、
大きく胸が鳴ってズキズキ痛む。


みんなは目を大きく見開いたまま固まった。




まさかいきなり否定されるなんて…


胸がすごく痛い。











--空気が一気に怪しくなる。



ただ源一郎様だけは悠々と出されたお茶を飲んだ。


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