【続】婚約者は旦那様♪
本当は源一郎様本人に直接話をするのが1番いいんだと思うけど…
前回の通り、よそから来たものしかも女の私がそう簡単に話すどころか、なかなか会えない。
実際、何をしたらいいかわからないのが現状。
「・・・・ま、難しい問題だしゆっくり進みなよ。私が景気づけに駅前のクレープおごってあげる!」
「ほんと!?♪」
さっきまで悩んでいたのに莉奈の言葉で一気に明るくなった。
「よし!そうと決めたら今から行くよ!」
「うん!」
私達はキャッキャ騒ぎながら門を通り過ぎた。
「--優羽様」
いきなり後ろから涼しい声で呼ばれた。
聞いたことのない声。