【続】婚約者は旦那様♪
「……お前、手出したらぶっ殺すからな」


俺は将也を思いっきり睨んだ。


「怖えーよι安心しろって!
優羽ちゃんには手ぇ出さねぇから」



そうだよな。
こいつには彼女いるし…



なんとか俺は落ち着いた。



「でも、なんで優羽ちゃんは一緒に行ってくれねぇの?」



「よくわかんねぇけど一緒にいると目立つからだってさ」



せっかく一緒にいれる時間が増えたのにこんなんじゃ変わんねぇじゃん。



「達也だってモテるからしょうがねぇんじゃねーの。
家ではラブラブしてんだからいいだろう」



「でもさ…やっぱりいつも一緒にいたいんだよな」



俺は空を見上げた。



優羽と結婚してから余計に独占欲が強くなった気がする。


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