【続】婚約者は旦那様♪
初めて出会ったときからずっと千亜希さんはカメラと一緒だった。
いつも真っ直ぐで私はその姿勢に何度も憧れた。
私のことも、いっぱい撮ってくれて…
それなのに---
「どうだろうな。千亜希にとってはかけがえのないものだからそう簡単にけじめはつけれないと思うけど…
じぃ様相手だと難しいな」
達也の表示が陰る。
やっぱり、ここでも鍵を握るのは源一郎様。
源一郎様がここに来てから…
少しずつみんなの歯車が狂いだしてきた。
「なにか私にできることないかな・・・・」
「--なぁ、優羽」
寝転がっていた達也が体を起こした。