【続】婚約者は旦那様♪
優羽は俺の側にいてくれているのに。



「まぁ大丈夫だろ。優羽ちゃんのこと、少しは信じてやれば」


将也は俺の肩を叩いた。



「わかってるよ…」



頭では理解している。


優羽も俺も大学生で世間から見たらまだまだ子供だしな。



俺はため息をつきながらキャンパスに入った。



大学は自由だから授業は俺がボーッとしている間に終わった。




「なぁ、達也。今日の帰りどっか行かね?」


授業が終わると将也が近づいてきた。



「あぁ…」



今日は親父の会社の仕事もねぇし、たまには行くかな~っと思っていたら携帯が鳴った。



誰だろ?



!!



携帯を開くと俺の顔が少し緩んだ。



「達也?どうかしたか?」



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