【続】婚約者は旦那様♪
胸が変に鳴った。
あ・・・・
この感じ――
まただ。
嬉しいのに、なんとも言えない心に何かが引っかかっている
変な感覚。
「…優羽も最近元気ないし、千亜希も・・・・。
やっぱり千亜希が跡を継ぐ話は進んでるのか?
・・・・・はぁ…そっか。
まぁ、じぃ様は容赦ねぇからな」
深刻そうな顔で達也はため息をつく。
この話だと、こないだ話していた千亜希さんのことは話が進んでいるみたい。
つまり…達也が跡を継げないということ--
私は、そっとドアを閉めた。
これ以上、聞けないもん・・・
そうして、私はトボトボとまた歩き出した。