【続】婚約者は旦那様♪


胸が変に鳴った。






あ・・・・

この感じ――




まただ。

嬉しいのに、なんとも言えない心に何かが引っかかっている
変な感覚。






「…優羽も最近元気ないし、千亜希も・・・・。
やっぱり千亜希が跡を継ぐ話は進んでるのか?


・・・・・はぁ…そっか。
まぁ、じぃ様は容赦ねぇからな」


深刻そうな顔で達也はため息をつく。





この話だと、こないだ話していた千亜希さんのことは話が進んでいるみたい。



つまり…達也が跡を継げないということ--





私は、そっとドアを閉めた。







これ以上、聞けないもん・・・





そうして、私はトボトボとまた歩き出した。



< 236 / 334 >

この作品をシェア

pagetop