【続】婚約者は旦那様♪







私は何も知らなかった--






ううん、本当は知っててけど
達也たちの優しさに甘えて見て見ぬ振りをしていたんだ。



みんなの苦労も、悲しみも…













もう--

立ち止ってるわけにはいかない。











そう思ったら心は軽くなって、気づいたら走り出した。



そして先生に早退することを伝え、ある人に電話をした。







『プルル…プルル・・・・・はい?』



「あ、もしもし。千亜希さんですか?」



『優羽…ちゃん?』



かけた相手は千亜希さん。


心なしか元気がない。


< 237 / 334 >

この作品をシェア

pagetop