【続】婚約者は旦那様♪
「わりーな、将也。俺、用事あるから帰るわ!」


俺はすぐに鞄を持ってキャンパスを出た。





「相手は優羽ちゃんだな…」


後ろで将也がポツリと呟いた。



そう。メールの相手は優羽からだった。



だってさ…しょうがねぇじゃん。



優羽から『家でお菓子作って待ってる』って言われたら他の奴と遊びに行くわけねぇよ!



俺は急いで家に帰った。



「おかえりなさいませ、達也様」


いつものようにメイドの泉が笑顔で出迎えてくれる。



「ただいま。優羽は?」



「優羽様はキッチンにいらっしゃいますよ」


泉はニコニコしながら言った。


俺はリビングに鞄を置いてキッチンに行った。



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