【続】婚約者は旦那様♪
私は話をつけるために源一郎様本人に直接会いにきた。
それが、どれだけ無礼で危険なことだと知っていても…
あれほど禁止されていた禁忌を今犯そうとしている。
そんな私を見てカズさんの表情は、どんどん青白くなっていく。
「だ、駄目です!!
本条家の者でさえ容易に面会できないのに優羽様だけなんて…」
「カズさんっ…!」
「絶対に駄目です!!危険すぎます!!」
カズさんの大きな声が玄関に響いた。
カズさんの手に力が入る。
そんなカズさんと目を合わせれなくて伏せてしまった。
カズさんの気持ちはすごく嬉しい。
でも…!このままじゃ・・・