【続】婚約者は旦那様♪
「ッ・・・・いいえ、私達は別れません!」
そうハッキリと、源一郎様の目を真っ直ぐ見て言いきった。
みるみるとうちに源一郎様の顔が苦虫を潰したようになっていく。
「小娘ッ・・、自分が今言ったことを理解してるのか!?」
“ビクッ”
怖い。
すごい怖いよ・・・
でも・・・!
「小娘ッ…。達也が継げなくてもいいと申すのか!?」
「いいえ!達也は‥ずっと頑張ってきたんです!
一生懸命、努力して…」
そう…
初めて出会ったときから達也はまっすぐと頑張ってきた。
私はそれをずっと見てきたもん。