【続】婚約者は旦那様♪
“チーン”



オーブンが鳴った。



「クッキーできた…」



そう言って優羽はまたもや俺の手からすり抜けてクッキーを取り出した。



キッチンにクッキーの美味しそうな匂いが広がる。



俺としてはクッキーより優羽を食べたいんだけど…



「綺麗に焼けた♪」



まぁ、優羽が嬉しそうにクッキーを見つめる姿が見れたからいっか。



「達也!お茶にしよ♪」



優羽はちょこちょこと走ってクッキーをリビングに持って行った。



大学生になったけど…変わんねーな。



俺は笑いながらリビングに向かった。


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