【続】婚約者は旦那様♪
「ねぇ、達也。私ってつゆりさんに似ているのかな?」
源一郎様が最後に言っていた最後の言葉。
あんな容姿も美しくて、源一郎様が一途に愛するほどの素敵な女性と似ているなんて・・・
「…まぁ、ばぁ様と優羽は性格も違うし見た目もタイプが違う。
でも・・・根本的なものが似ている気がする」
「根本・・・?」
「そ。言葉じゃうまく説明できねぇけど目に見えない、
でも大切なものが似ている気がする」
そう言う達也は清々しいくらい透き通る快晴を見上げた。
私にはその“根本てきなもの”の意味はわからないけど、
あんな素敵な人と似ているよ言われて素直に嬉しかった。