【続】婚約者は旦那様♪
【10章】運命の歯車は回り続ける 永遠に
少しずつ進んでゆく
達也と出会って、4度目の春が訪れた--
「それでね、あー君ったらドタキャンするのよ!
ひどいと思うよね?優羽」
「けど、結局は莉奈のためだったんでしょ?
莉奈の誕生日のために隠れてバイトしてたなんて、いい人だね!」
「・・・っ//」
あっ、莉奈の顔が赤くなった。
私はクスッと笑った。
ここは大学の食堂。
莉奈の愚痴(というかノロケ(笑))を聞いていた。
あー君っていうのは莉奈の彼氏さん。
私も1度会ったことがあるんだけど、莉奈にベタ惚れ。
優しくていい人なんだよね!