【続】婚約者は旦那様♪
「・・優羽。そんなに本条くんに知られたくないの?」
「ッ!!!」
体がビクッと震えた。
「だって・・・」
「だって?」
「怖いんだもの・・・」
確かに達也との子供はほしいって思ってる。
でも、私も達也もまだ世間から見れば子供。
ただの19歳。
大学もまだ半分以上残ってるし、もっと先の話だと思っていたのに・・・・
「自信がないの…。子供を育てるなんて…」
「優羽・・・」
手がカタカタと震える。
まだまだ子供の私が育てることができるとは--
「だから莉奈。このことは誰にも言わないで。特に達也には」
「・・・・わかった。でも、ちゃんと本条くんには伝えるんだよ?」
・・・うん。
コクっと頷いた。
―――そして
この日から私の生活は変わった。