【続】婚約者は旦那様♪
私、3時間も寝てたんだ・・・
「優羽・・・」
「ご、ごめんね!達也。今すぐ準備するから!」
「…待て」
ベッドから飛び降りようとしたら、達也に手首を掴まれた。
達也の目は真剣そのもの。
あぁ・・・この目。
今まで幾度なく、私の心を見通してきた目だ。
その目に今回は胸が騒ぐ。
「・・・なにを隠してる?」
「っ・・・。なにもないよ」
心の動揺がバレないように落ち着いて言う。
「嘘つけよ。ここ最近の行動、おかしすぎる」
やっぱり…達也も気付いてたんだ。
けど、どうしても怖くて達也の顔が見れない。