【続】婚約者は旦那様♪
智和さんも極道と会社の二重生活を送っており、紗幸さんと穏やかに過ごしている。
もちろん私の両親も相変わらずの元気で、よく4人で会っているみたい。
そして私は---
「あ~~うー…」
腕の中にいる小さな宝物を見つめた。
その子の小さな手にはバラの花びらが握られている。
「きれいだね。・・・・優也」
私は優也を抱きなおした。
優也は、あの時…私がずっと悩んでいたときに妊娠していた子供。
名前は、私の「優」と達也の「也」からとった。