【続】婚約者は旦那様♪
本当は言いたくない。


だけど…達也がそれで離れるのはもっと嫌!



「元カレなの…」



私は勇気を出して目を閉じて言った。



達也は何も言わない。ただ部屋にはいるみたい。



「本当に?」


ベッドがギシッと鳴った。



達也が側にいる。

でも目を開けるのが怖い…



「本当‥だよ」



「……何、ビクビクしてんの?」


達也の手がそっと顔に触れた。



「えっ…?」



目を開けると達也の優しい顔が見えた。



「元カレとか悪いことじゃないじゃん。俺と出会う前に付き合ってたんだろ?」



「うん…中学のときに」



「だったらいいよ。かなり嫉妬はしてるけどな」



達也は私の頭を撫でた。



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