【続】婚約者は旦那様♪
フフッと桃井は笑った。



あ…そういえば。


俺はずっと優羽から桃井の話を聞いていたから、いつの間にか変に親近感みたいなのがあったけど
桃井からすれば俺のことは知らないんだよな…



「えっと…そうだな」



改めてそう言われると変な感じがする。



「クスッ!優羽からいつも本条くんの話聞いてたから親近感わいちゃうよ」


桃井はさっきからずっと笑っている。



思ったよりも親しみやすい感じだ。



「それで…どうしたの?優羽となんかあった?」


桃井は不思議そうな顔をした。



「あのさ…昨日の上野ってやつのことなんだけど…」



『上野』の名前が出た瞬間、桃井の顔が少し強張った。



やっぱりなにかあったのか…?



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