【続】婚約者は旦那様♪
「あれ?達也、帰ってたんだ」



ベッドの上で、うだうだしていたら優羽が帰ってきた。



「優羽」


「うん?」


「こっちこいよ」



俺は近づいてきた優羽の腕を引っ張って俺の足の間に座らした。




「た、達也?」



「少し黙って」


驚いている優羽を後ろから抱きしめる。












温かい……



優羽の体温と匂いに癒される。



なんか優羽って、柔らかくて小さくて小動物みたいだな。



誰にも渡したくない。


こいつだけは手放せないな。




「なぁ、優羽」


「なぁに?」



「8月2日に花火大会があるってこと知ってたか?」


「えっ!?」



優羽の体がピクッと動いた。



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