【続】婚約者は旦那様♪
この様子だと、やっぱ知ってたみたいだな。



「なんで言ってくれなかったんだよ?」



「だ、だって…会議あるって言ってたし毎日忙しいみたいだから…」


優羽の顔がシュンとなる。





確かに最近、親父の仕事の手伝いばっかりで優羽とはどこにも行っていなかった。


こんな顔させてるのは俺のせいなんだよな。




俺は後ろから優羽の首筋に顔をうめた。


「…優羽、ごめんな。気付けなくて」



「う、ううん!私は達也の傍にいられたらそれでいいから」


優羽は明るい声で言う。





無理にかはわからねぇけど
優羽はほとんど我が儘を言わない。


欲しいものとかも全然言わないし、いつも明るく俺の傍にいてくれる。



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