【続】婚約者は旦那様♪
でも、やっぱり無理しているんじゃないかって心配になるときもある。


だから俺もその言葉に甘えてばかりいられない。



「なぁ、その花火大会何時から?」


「えっと…8時ぐらい」




8時からか……よし。



「優羽、花火大会見に行こう」



「えっ!仕事は?会議は?」


優羽は慌てて俺のほうに向いた。




「8時までに終わるかはわかんねぇけど急いで終わらす」



優羽と花火見に行くほうが大事だからな。


親父に話したら早めに終わってくれるかもしれねぇし。




「ほっ、本当!?」


パァっと優羽の顔が明るくなった。



「あぁ。だから一緒に見に行こうぜ」



「うんっ!」


優羽が笑ってくれた。



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