!俺様詐欺!
俯き目を閉じると、

目からはポロポロと
涙があふれてきた‥





「ちょっ……おい(焦)」


舜の焦り声が聞こえる。


ごめんね、舜。

せっかく迎えに来てくれたのに…


私なんか今日
ダメみたい・・・







涙を手で拭う私‥

すると

舜は私の手首をつかみ、
ゆっくりと歩き出した。


私は頭の片隅で
『どこに行くんだろう?』
と思ったけど、

今の私には
そんなこと言える余裕はなかった。

.
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