!俺様詐欺!
私は線香花火の火を
真剣に見つめている。




「なぁ‥」

「今話しかけないで!花火に集中してるんだからっ」

「‥俺もあるんだ・・誕生日プレゼント・・・」

「ぇっ・・」



その瞬間…

私の線香花火の火が落ちた。






「ん。」


舜が小さい箱のようなものを
私の膝に投げ入れる。


そして、
舜の線香花火の火も落ちた。






「あ‥ありがとう//」


私はその箱を握りしめ、
ポツリとそう言った。



今すぐ箱の中身を
見たかったけど・・・

胸がドキドキうるさくて
そんな余裕はなかった。

だからその箱は、
ポケットにそっと閉まった。






・・・・・///


男の子からプレゼントなんて
初めてもらったよ〜///


.
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