!俺様詐欺!


‥姫夏は・・

どう思っただろ?




俺にキスされて……




嫌だったかな?








お粥が入った皿とスプーンが
当たって、

カチャカチャと音が響く。






『〜〜♪〜♪♪』


――!

そんなとき‥
俺の携帯の着信音が鳴る。


ふと頭によぎった顔は
“姫夏”だったけど・・・

ディスプレイに表示された
名前を見た瞬間、

ハァ〜とため息が出た。







カチ。


俺は通話ボタンを押し、
携帯を耳にあてる。






「‥はい。」

『おひさぁ〜♪元気してた??』

「・・・(汗)」



携帯から聞こえてくる声は、
かん高い女の声。






「なんの用だよ(汗)」

.
< 207 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop