!俺様詐欺!
‥姫夏は・・
どう思っただろ?
俺にキスされて……
嫌だったかな?
お粥が入った皿とスプーンが
当たって、
カチャカチャと音が響く。
『〜〜♪〜♪♪』
――!
そんなとき‥
俺の携帯の着信音が鳴る。
ふと頭によぎった顔は
“姫夏”だったけど・・・
ディスプレイに表示された
名前を見た瞬間、
ハァ〜とため息が出た。
カチ。
俺は通話ボタンを押し、
携帯を耳にあてる。
「‥はい。」
『おひさぁ〜♪元気してた??』
「・・・(汗)」
携帯から聞こえてくる声は、
かん高い女の声。
「なんの用だよ(汗)」
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