正しい失恋の仕方*
Skypeってソフトは、友達から聞いた情報によると、
ネットを接続している限りでは、ずっとただで電話が出来るという大変便利なソフトだった。
私はヘッドホンマイクを接続して、
お母さんに言われたとおり、
英会話をすることになった。
先生の名前は、アンドリュー。
カナダ人の気さくな人だった。
私のたどたどしい英語も、
すべて聞いてくれて、悪いところはちゃんと直してくれた。
時々、カナダの食文化なども教えてくれ、
とってもとっても楽しかった。
楽しかったからこそ、
私は英語をもっと知りたいと思うようになり、
英単語の勉強を怠らなかった。
(単語を覚えるのが、英会話を楽しく感じる第一歩なんだって)
ちょっとずつ、私の発音はよくなっていき、
アンドリューが何を言っているのかも少しずつ解ってきた。
そんな11月も半ばに差し掛かったときのことだった。
「他の生徒とディスカッションしてみないか?」
と提案された。
「おもしろそう!やってみる!」
私は二つ返事でOKをした。