正しい失恋の仕方*


「じゃあ、明後日にしないか?」

アンドリューは笑いながら、
そう言ってくれた。


「分かった!他の生徒ってどんな人たちなの?」

「結構いっぱいいるんだけどね~…中学生から社会人まで様々だよ」

「そうなんだ~ちょっと緊張するかも」

「日本語だとね。英語だと、なれてない言語だから逆に気にしないかもよ」

「そうだね!」



私は、なんだか英会話が楽しくなっているのがうれしくて仕方なかった。

明後日…か…



私はカレンダーを見ながら、にんまりとしてしまった。



そんな時だった。



Brrrrrrr...........


着信:しん君


「あ…しん君だぁ…」


しん君は私の3年間付き合っていた元カレ。


とっても、とっても大切な人だったけど…
家族みたいな存在になってしまい、
私から、ふってしまったのだ。


だけど、時々。


連絡を取り合う。


やっぱり、しん君は私にとっては大切な存在には違いないのだ。



「もしもし・・・?」


「あ、俺。最近どうしてんの?」



私は最近Skypeで英会話していることを話した。


「誰だ。アンドリューって!男じゃねぇのか?」

「そうだよ~。超イイ人なんだからぁ」


「はぁ!??」


しん君はちょっと…(いやかなり!?)
嫉妬深いのである。

そこが可愛かったりもするんだけど…
行き過ぎると玉に瑕です。

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