キミが居た病院

「夕飯までまだまだあるし、寝れば?」

「でも――」

「オレの事は気にしなくていいから」


 正直、ありがたかった。

 疲れているせいもあるのだろうか?
 
 だが、なぜか体も心もスッキリしている。

 ゆっくり目を閉じ、深呼吸する。

「秋人君……ありがとね」

「ん」

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