キミが居た病院

「おーい!!」

 やっと気付いたのが、こちらを見てくる。

 しかし、なぜか悲しそうな顔をしていて、今にも泣き出しそうだ。


 と、また頭痛がした。

「ツッ……まさか!」

 焦って辺りを見回すが真っ白な世界の様で、何も無い。

「どこ? どこかに……」

 後ろを振り返ると、そこには見知らぬ男の人が立っていた。

「誰?」


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