病弱でずっと入院している優香。占いでラッキーアイテムと言われたいちごオレを手に病院の中庭にいたところ出会ったのは同じ獅子座の秋人だった。同じ病院に入院している友達の見舞いに来ているという秋人と知り合いになったその日から、優香の周囲で恐ろしい現象が起こり始める。
だんだん近づいてくる黒い謎の物体。
鏡の中にうつる恐ろしい何か。
優香と一緒になって、次に何が起こるのだろうとどきどきぞわぞわしながらページを繰っていました。
守ってくれているはずの父親が、口にした信用するなという台詞。その真の意味に到達した時、「そういうことか!」とびっくりさせられました。
最後、秋人の想いにきゅんとなってしまいました。
最初一人称で始まっているのにプロローグの途中から三人称に変わってしまっているため、そこで流れがぷつんと切れてしまっているのがもったいなかったです。