マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
再び廊下に目をやり足を動かすと商品開発部の真人(マサト)先輩が正面から歩いてきた


真人先輩は3年先輩で私に仕事を一から教えてくれた人

入社当時、その外見から同期の女の子の視線を独占していたっけ…

実際は研修に入った途端、仕事に厳しくて何人も泣いた


私もその中の一人。
でもどんなに厳しくされても不思議と真人先輩は誰からも好かれていた

私と大違い…

「よぉ、お前何してんの?」
廊下の端に避けようと先輩から目を離すと目の前に立ち止まった
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