マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
『なんで降りてるの!?』
すごく大きな声が出て自分でもビックリしてしまった
この駅の人だったわけ?

「ここどこ…?」
酔っ払いはキョロキョロしながら辺りを見回している

『ここは…って!そうじゃなくて』
どうやら彼の最寄り駅ではないらしい

「明日は休みだから」
『私は仕事!っっじゃなくって!もうわけわかんないし!』
全く噛み合ってない会話に頭を振る

「あっ、コンビニがあるぅ!寄って行こうよ」
階段を降りていってしまった酔っ払いを追いかけると駅前のコンビニを指差して振り返った
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