マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
『だって…』
「でも、嬉しい…ありがとう」
私の頬の涙を指先で拭いながら優しく微笑む

真っ直ぐに見詰められて、顔を傾けながら距離が縮まる
自然と瞳を閉じると、蓮の冷たい唇が触れた

恥ずかしくて、嬉しくて、また溢れた涙をそっと指で拭きながら
「泣き虫…」
と、優しく笑いながらもう一度キスをくれた
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