マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
「ねぇ」
『…何よ』
コップにビールを注ぎながら酔っ払いが聞いてくる

「なんで牛乳なの」
『…』
思わず手が止まった

「あぁ!成長がとまっちゃ…」
ゴンッ!

近くにあったリモコンを投げたけどかわされて壁にあたった

「危ないなぁ」
笑いながら身体を伸ばして壁際のリモコンを拾っている

そりゃぁ、背もあまり伸びなかったし胸だって…
『…追い出そうかな』

「やだ!電車ないし!」
ムンクの叫びのように両手で頬を押さえて頭を横に振った

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