マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
「時間いいの?」
蓮が置き時計を指差しながら困った顔をした

『え?…!?』
いつも出る時間よりずいぶん過ぎていた

『やばい!!!』

急いでバッグを持って玄関に向かう

「んで何時に終わるの?」
蓮がキーケースを持って立ち上がった

『わかんない!』
「そんなに慌てたらコケるよ」
笑いながら玄関にきた蓮からキーケースを受け取りながら靴を履く

『鍵、ちゃんと閉めてね!』
「ん」
『さよなら!酔っ払い!』
ドアを勢いよく開けて出る

「蓮だってば…いってらっしゃい」
ドアが閉まる寸前に苦笑に混じって聞こえてきたいってらっしゃい…

ドキドキしているのは猛ダッシュをしているから…
と少し緩んだ頬を触りながら走った
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