マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
メニューからまだ食べた事のないものを選んで注文する

「ほとんど制覇しちゃったんじゃない?」
美恵が笑いながら言う

「まだまだだよ」
コップの水を飲みながらふふっと笑った

運ばれてきた料理を食べながら蓮の話をした

「バッカじゃないの!?」
紅茶が来るまでの間美恵は煙草を吸っている

「あんた昔から犬とか猫とか拾ってたけど…人間拾うって…」
呆れた顔で煙りを吐く

『だって…』
「だってじゃない!よく知らない男泊めて何かあったらどうするの?」
シュンとしてしまう私に

「しかも置いて出てくるなんて…帰ったら家具無いかもよ」
疲れた、みたいに額を撫でて言った


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