マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
終電に間に合うように
何とか明日の朝までにやっておかないといけない書類だけ仕上げ部長のデスクに置いた


帰り支度をしながらふと壁にある時計を見て

『あ…』
と思わず小さく呟いた

電車が1時間に一本しか停まらない郊外の駅近くに住んでいる私には

遅い夜の街を堪能する余裕なんてない

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