マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
「簡単には忘れられないか。忘れなくても良いって言ったけどもう半年くらいたつでしょ?」
ライターをクルクル手の中で回している
『うん…』
「もう少し周り見てごらん
アイツより良い人いっぱいいるでしょ?」
シガレットケースを開けて中を見た
『わかってる…』
美恵はふぅっとため息を吐いてケースにライターを入れた
「良い機会じゃない、そのイケメン君と仲良くなってみたら?」
伝票を持って立ち上がる美恵につられて立ち上がった
『そんなんじゃないし…もう会うことないもの』
お財布を握りしめて美恵を見上げる
「…そう」
ニヤッと綺麗に笑った美恵が、お先に、と出ていった
ライターをクルクル手の中で回している
『うん…』
「もう少し周り見てごらん
アイツより良い人いっぱいいるでしょ?」
シガレットケースを開けて中を見た
『わかってる…』
美恵はふぅっとため息を吐いてケースにライターを入れた
「良い機会じゃない、そのイケメン君と仲良くなってみたら?」
伝票を持って立ち上がる美恵につられて立ち上がった
『そんなんじゃないし…もう会うことないもの』
お財布を握りしめて美恵を見上げる
「…そう」
ニヤッと綺麗に笑った美恵が、お先に、と出ていった