マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
『…もしかして、今の私の真似?』
いまだにクネクネしている蓮を睨む

「わかった?」
『…キモい、そんな事してない』
ぷいっと前を向いて目を閉じた

「え?じゃ、こうかな」
また違うポーズでクネクネ…

『殴りたい…』
物騒な、って蓮がまた笑いだした

ーーー
『笑い過ぎでしょ』
ホームに滑り込んできた電車に乗ってもまだ肩を震わせている蓮を放っておいて窓に頭をつける

蓮は笑い足りたのか静かになっていた

ドア前に並んで立っていると時々大きく揺れる身体をドアにぶつけないようにガードしてくれる


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