マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
『ごめん、ごめん。で、お菓子は?』
蓮の手には何もなかった

「予算は?いくらまで?」
『遠足じゃないんだから、適当に』
吹き出しながら言うと

「うん、笑顔笑顔。…遠足、懐かしい、わかった適当ね」
また直ぐに走っていく

『子供みたい…』
小さく笑いながら言う。
笑顔か…そんなに笑ってなかったかな…


期間限定!とかかれたお菓子を抱えて帰ってきた蓮と合流してレジに行く

会計を済ませている間に蓮が袋に綺麗に入れてくれていた

「俺も一人暮らしだからスーパー大好き」
袋を持った蓮がフラフラと歩いている

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