「俺とキスしてみない?」




「!ど、鈍感って!
 ひど、んッ」


言い返そうとしたら、
唇を奪われた。
ミントの香りがツンと鼻につき
カイト君の均整な顔立ちが
目の前にあった。





「コレで分かった?」




ちゅっと音を立てて
離れたあたしの唇は
スッキリとしたミントの味。


「わ、分かる筈ないじゃない」



「だって、遊びなんでしょ
 他の子にもキスするんでしょ、
 なのになんで今キスするの?
 よく分かんないよ、、」


「違う」








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