いつも隣に


「凪、帰ろ?」



「…え?」



私の机の前の椅子に一弥が座った



「寝てた?」


教室を見渡すと
みんないなかった



終わりのあいさつも
気づかなかったんだ…



私、
そんなに悩んでた?




とりあえず、


一弥を観察…
監視してみることにしよう…




「凪?
難しい顔しちゃって大丈夫?」

そう言って
一弥が私のおでこに触った

「え…」



「熱は…ない…かな?」


もう片方の手を自分のおでこに当てて
゙よくわからん゙と
つぶやきながら顔を近づけてくる。




ち…近い…!!!



「いっ一弥!?」


しかも真剣な顔で近づいてくる





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