ただ あなただけ・・・
「何・・・・?この量・・・・」
画面には膨大な量のリストが並んでいた。この時間から一人で?
今から終わらせるにしてもニ、三時間・・・いや、もっと掛かるかも知れない。
考えても仕方ない。とりあえず、残っている仕事を終わらせないと。
「ねぇ…大丈夫?」
みちるがパソコンを覗いてくる。彼女の仕事はとっくに終わっていたが、先程まで妃奈の手伝いをしてくれていた。
定時どころか、時計は十八時を過ぎていた。