ただ あなただけ・・・
土曜日、誰も居ない会議室。私は彼にまっすぐ見つめられていた。
「これから用があるから手短にして」
「・・・俺は別れない。それだけだから」
―は?何いってるの?あの子がいるじゃない。堂々と二股宣言?それだけって―
「私は好きじゃない。もう終わりにしましょう。あ〜もう五時半じゃない。お疲れ様でした、藍沢主任」
妃奈は一礼をしてドアノブに手をかけたが、いきなり肩を掴まれれ、扉に押し付けられた。
「・・・っつ!何するの」
振りほどこうとしてもびくともしない。むしろ強く掴まれる。
彼の表情は見えない。しかし歯をきつく食いしばっている。
「離してくださ・・っん!!」
キスをされた。いつものキスじゃない、荒々しい強引なモノ。
「やめて!!」
思いきり彼を突き飛ばし部屋を出た。
―信じられないっ自分で浮気しておいて別れる気はないって―
時計を見ると6時を回っていた。急いでデスクに戻り、荷物を詰め込み、待ち合わせ場所に向かった。
「これから用があるから手短にして」
「・・・俺は別れない。それだけだから」
―は?何いってるの?あの子がいるじゃない。堂々と二股宣言?それだけって―
「私は好きじゃない。もう終わりにしましょう。あ〜もう五時半じゃない。お疲れ様でした、藍沢主任」
妃奈は一礼をしてドアノブに手をかけたが、いきなり肩を掴まれれ、扉に押し付けられた。
「・・・っつ!何するの」
振りほどこうとしてもびくともしない。むしろ強く掴まれる。
彼の表情は見えない。しかし歯をきつく食いしばっている。
「離してくださ・・っん!!」
キスをされた。いつものキスじゃない、荒々しい強引なモノ。
「やめて!!」
思いきり彼を突き飛ばし部屋を出た。
―信じられないっ自分で浮気しておいて別れる気はないって―
時計を見ると6時を回っていた。急いでデスクに戻り、荷物を詰め込み、待ち合わせ場所に向かった。