ただ あなただけ・・・
『・・・そうか・・・。明日・・・いや、今日か。食事に行かないか?知人の薦めなんだが、いい店らしい』
「・・はい・・・お願いします。・・・・四時頃ですね。わかりました」
妃奈は手元にあったメモ用紙に時間を書き留めた。
『迎えに行くからマンションの前で待っていてくれ・・・・・』
「・・・・はい。わかりました。それじゃあ・・・お休みなさい」
『ああ。・・・・・妃奈、よく休めよ・・・』
しばらく間があったが、妃奈は隼人が電話を切るのを待った。
・・・・・何だろ・・・・やけに騒がしかったけど・・・・・。
そう疑問に思ったが、明日に備えて急いでベッドに潜った。