結局誰よりキミが好き
いきなりの告白
「伊織~!!」
私は伊織の姿をみつけて
走って行った
「あっ居た!
どこに居たのよ~」
「屋上!
斗馬がつれてってくれた!」
「・・・あーね」
私は鞄を持って斗馬と伊織と3人で帰った
「綾、斗馬くん!
じゃあね~!」
伊織は手を振って家の方向へ歩いた
「今日はありがとう・・・」
私は照れながら下を向いて言った
「全然いいよ、また何かあったら・・・」
「うん」
私は前を向いた
「やっぱり綾かわいい
そして強い!」
斗馬は私を見て微笑んだ
「どこが~?
私なんて全然・・・」
「あのさ・・・」
突然喋りだした斗馬にびっくりした
「うん!何?」
「俺と・・・付き合ってみない?」
「えっ!?」
私はびっくりして
目を大きく見開いた
斗馬は立ち止まって
私の方に体を向けた
「本当は俺俊輝と少しだけど
血が繋がってるんだ・・・
いろいろ事情があってな!
だから・・・俺のこと俊輝として
接していーから・・・
俺じゃアイツの代わりになってやれねーかな?」