結局誰よりキミが好き
「いえいえ
私綾さんにいろいろ助けてもらいましたよ
こちらこそありがとうございます」
「まあ立ち話もなんだから
お茶でも飲んでいってくださいよ!」
私は先生をリビングへ連れて行った
先生はお茶を飲みながら
話し出した
「綾さんならきっといいお母さんに
なれますよね~」
「そうですね~っ」
お母さんは笑いながら席に座った
私はお母さんの横に座った
いろいろな話をして
先生は帰っていった
「いい先生ね!」
私は部屋に行かずに
リビングでお母さんとたくさん話した
「ただいま~」
バイトから帰ってきたお姉ちゃんが
早速私のお腹を触る
「だんだん大きくなるね~
生まれてくるのが楽しみ!」
お姉ちゃんは私の前の席に座った
「今6ヶ月だからそろそろだよ」
私はお茶を飲んだ
「明日病院行く日よ」
お母さんは保険書を持ってきた
この前撮ったお腹の中の赤ちゃんの
写真を眺めた
「俊輝に似てるかも~」
私はお姉ちゃんに写真を渡した